サマーキャンプ

けい友館のキャンプって?

 毎年、夏休みの夏期講習前期・後期の間(例年、8月6日頃)に、2泊3日で行うものです。
 生徒と先生でだいたい10人くらいの1つの班を作り、係分担を行って、各班ごとに食事も作ります。

 普段の生活とは違って、食事の用意から後片付け、ゴミの分別まで、すべて自分たちで行わなくてはなりません。当然、食事の準備や火熾しなども、経験のある我々が自分たちでやってしまったほうが早いのですが、あえて生徒たちに教え、自分の力でやらせるようにしています。それが良い経験となって、「自分のことを自分でやる」という習慣に繋がってもらえることを狙ってのことです。(いかにいつもは親任せの楽な生活を送っているか、生徒たちも考えさせられることでしょう。)以前、「キャンプから帰ってきたら、何も言わなくても自分で食器を片付けるようになりました。」と、保護者の方から感謝のお言葉もいただけました。

 また、共同生活を行うことにより、今まで見えなかった面を発見できたり、授業の中だけでは伝え切れなかった気持ちを伝えることができたり、コミュニケーションを深めることのできる絶好の機会であるため、我々スタッフも毎年楽しみにしています。

 キャンプに向けて様々な準備や打ち合わせをしてきましたが、下見の時にキャンプ場周辺でアナログ回線のある公衆電話を探すことも非常に重要な任務の1つです。なぜ、それが必要かというと、このHPをアップロードして、みなさまに閲覧していただくためです。
 というのも以前、「せっかく、けい友館のHPがあるのだから」と、キャンプの1日の様子を毎晩HPで公開したのですが、(一部の保護者の方たちではありますが)ご覧になっていただいた方たちに大変に好評だったので、例年通り、今年も「毎日更新」を行うことにしました。

 しかし、携帯電話が普及しているこの時代、公衆電話はなかなか近場には無く、しかもアナログ回線付ともなると、時にはキャンプ場から30分ほど車で走ったところまで行かなくてはならないこともあり、毎年悩みの種でした。しかし!今年は、運の良いことに、キャンプ場から非常に近い(車で10分程度)場所にアナログ回線付の公衆電話があったのです。
 消灯時間の後にスタッフミーティングを行い、それからアップロードをしますので、どうしても深夜の行動になってはしまいますが、できるだけ早くその日の様子を保護者の方にお伝えしたいと考えて取り組んでいます。


2007年のキャンプ便り

第1日目

 「今年のキャンプはどこに行こうか?」 あれ? 昨年も一昨年もそのまた前の年も・・・と、本当に毎年同じことを言っています。このセリフは毎年出るものなのです。4月頃からキャンプ場の選択を始め、計画も練っていくのですが、今年も今までに行ったことの無いキャンプ場にしてみようということになりました。

 ただし、けい友館が行くキャンプ場の条件は・・・
1.団体で泊まれる所(オートキャンプ場のみのような場所だと不可です。)
2.キャビン・バンガローなど、テントではない宿泊施設であること。スタッフの我々にはテントでの宿泊経験はありますが、今の軟弱(?)な子供たちには「暑くて眠れない」(←確かにテントは蒸します。)など、不満だけならばまだしも、体調を崩しかねない面もありますので・・・
3.お風呂、またはシャワーが利用できる所(2日くらい体を洗わなくったって・・・は通用しないようです。)
4.トイレがせめて水洗、できれば洋式であること。(これも時代なんですかね。)

・・・冷静に考えてみれば、なんて贅沢&軟弱な!とも思いますが、「じゃ、行かない」とあっさりと拒否しかねない今どきの子どもの要望にできるだけ応えなくてはなりません。

 さらにバスで3〜4時間で行くことができ、できれば高速道路のインターチェンジから近くて・・・etc.条件を考えるときりがありません。そんな中、今年のキャンプ地を「埼玉県の奥秩父」のキャンプ場に決めました。(高速道路を降りてからの距離が結構長いという短所はありましたが・・・。)

 下見にも行き、川遊びについての注意点の確認、バスレクや2日目の夜のイベントの打ち合わせなど、準備は万端!!!のはずです。

 さて、当日です。超強力な雨男の私としては、なかなか梅雨明けしない7月中(夏期講習会の前期中)には「台風が直撃したらどうしよう」と心配ばかりしていました。(毎年のことではありますが。)ですが、そんな心配も杞憂に終わり、今年もなかなかのキャンプ日和でスタートしました。

 天気以外の大きな心配事は「首都高での渋滞」です。昨年同様、首都高を使うルートなのですが、サービスエリアが無い首都高の上で「先生!オシッコ!」という事態になると大変困ったことになってしまいます。万が一、渋滞が発生しても大丈夫なように、そしてキャンプが生徒にとってほろ苦い経験(笑)となってしまわないために、生徒たちにはけい友館で必ずトイレを済ませておくようにと、重々伝えました。(本当に万が一の場合には、一旦、首都高を降りてトイレのあるところを探すことまで打ち合わせておきました。)幸い、混雑はあったものの、無事に首都高を抜けることができ、予定よりも30分遅れ程度でのサービスエリアの休憩となりました
 長丁場のドライブですので、けい友館恒例の「バスレク」と「おやつタイム」をうまく組み合わすことで、飽きさせないように、車酔いさせないように、細心の注意を払いました。それでも到着する頃には少し酔い始めた生徒が出てきましたが、幸い、大事にはならずに済みました。

 ところで関越道を降り、キャンプ場が近くになったころ、何と空が怪しい雲行きに・・・。そして、ついには夕立のような激しい雨が降りだしてしまったのです。そんな中、バスは進んでいきます。私の頭の中は「私が『雨男』だから?」という考えが浮かぶとともに、「どうしたものか?」と困り果てていました。
 というのも、キャンプ場が非常に狭い道を抜けた所にあるので、大型バスは通行ができないため、少し手前の場所でバスを降り、荷物はキャンプ場のトラックで運んでもらうものの、生徒たちには30〜40分ほど歩いてもらわなくてはならなかったからです。「この雨の中を歩いてもらうしかないのか・・・」と覚悟をしていましたが、何と、到着寸前に空が明るくなってきたとともに、雨が上がってくれまたのです!(『雨男』行いが良かったせい???) 結果的に炎天下ではなく、打ち水をした状態の道を歩くことになり、まさに「結果オーライ」でした。(本当にホッとしました。)

 キャンプ場に着いたら早速のお弁当タイム。少々お昼どきを過ぎてしまったこともあるでしょうが、歩いたせいでお腹が空いてしょうがないようです。みんなばくばくお弁当を食べてくれました。(そんな姿を見ながら私は「夕ご飯は6時頃なんだけど食べられるかなぁ?」という心配をしていました。)

 さて、昼食後、みんなで布団と毛布を運び、係別会議などを行ったあと、夕食の準備を始めました。(暑くてもがんばって働いてくれ!!!) 今年の初日のメニューは「生姜焼き&みそ汁&冷奴」でした。夏場は食中毒が心配なので、極力生ものは避け、食材を触る前はよく手を洗うことを徹底させました。

 今年の新たな企画が「汁物を先生が作る!」というものです。スタッフの先生が生徒全員分の味噌汁(2日目の朝と夕食はスープ)を作ることになりました。初日の夜はK先生による「ナスと油揚げの味噌汁」でした。「お、美味しい。」 明日の担当の私にプレッシャーが・・・。

 毎年、最初の日の夜のご飯は生徒たちも不慣れで手際よく作ることができません。なかなか火がつかない班があったり、手際が悪くてなかなか調理ができない班があったりです。(まだ初日で慣れていないので仕方が無いと言えば無いのですが・・・。)

 5時過ぎの夕食にも関わらず、意外とみんなよく食べてくれました。食後や、あと片付けが終わった人から自由時間です。
 しかし、食事をした後のテーブルを見ると、使いっ放しになっている道具や、片付けられていない道具が・・・。毎年のことですが、最初は勝手がわからないため、このような状況がよく見られます。我々に厳しく叱られた明日以降は、その辺のこともしっかりとやってくれることでしょう。

 夕食後の時間は本当に自由時間として(といっても「川に行かない」などの基本的なルールはあります)、思い思いに過ごしてもらいました。カードゲームやおしゃべりなど、TVやネット、TVゲームの無い世界での遊びです。(携帯電話は持込を許可していますが、ひたすらメールを打つ、携帯ゲームを楽しむなどの個人的な過ごし方をしないように約束してもらっています。)

 気が付けばあっという間の消灯時間。遊び足りないでしょうが、明日もあるので早く寝てちょうだいという気持ちで一杯です(笑)。・・・とは言ってもまだ時間も早い(10時)ですし、おしゃべりもしたいことでしょうから、人に迷惑をかけないのであれば、その辺りは多少、大目に見てあげています。しかし小学生たちはずっと走り回って遊んでいたので、あっという間に夢の世界に入ってしまったようです。我々も、スタッフミーティングを経て、このHPの更新が終われば(今年は公衆電話が近くて嬉しいです!!)、ゆっくりと休ませていただきます。さあ、明日もがんばりましょう。

<写真集1日目>

第2日目

 8月7日の前に6日深夜の出来事から。
 初日のスタッフミーティングを終えた6日の午後11時頃。今年はデータ通信のできる公衆電話が車で5分の場所ということもあって、余裕綽々とい気持ちでホームページの更新に向かいました。
 しかし!
 何と、いつも使っているプロバイダーに電話が繋がらないのです。これすなわち、「HPの更新ができない」ということを意味します。電話がおかしいのか、持っていったノートコンピュータがおかしいのか、通信設定がおかしいのか・・・、一緒に行ったスタッフと「あーでもない、こーでもない」と原因を焦りながら探ったのですが、さっぱりわかりませんでした。ここでHPの更新ができないと、その日の夜の更新を楽しみにされている保護者の方に「何かあったのかしら?」とご心配をおかけしてしまうことにもなりかねませんので、でとにかく必死になって対応策を探しました。(実際、翌日朝一番にお家へ連絡を取らせ、無事の旨を伝える算段まで考えてしまいました)。
 結局の所、1時間ほどかかって、ようやく通信手段を得ることができ、何とか更新を無事終えることができました。
 そして2日目の朝、生徒たちと「起床時間前に釣りに行く」約束をしていた私は、夜も明けぬ午前4時半に起き出し、1時間ほど朝の釣りに参加しました。これは、「絶対に生徒一人で川に行ってはならない」という代わりに、「朝早くの釣りにつきあう」という約束を守ったものです。昨年はそこそこ釣れたのですが、今年は一匹も釣れず、というより食いつきもせず・・・(でも一緒にいた男子生徒は見事釣り上げ、感心させられました)そこは残念でしたが気持ちのよい、充実した朝でした。

 起床時間の6時には我々釣り部隊もすでに撤収し、朝食の準備が始まります。
 朝のメニューは「食パンとWポテトサラダ+スープ」でした。「スープ」は昨日の話題にもあった通り、スタッフが交代で作るもので、今朝は「ミネストローネ」でした。うむむ、これも美味い。ますますプレッシャーが・・・。また、例年通り、今回も朝食の時にお昼のおにぎりも作ってしまいました。すべてを片付けたあと、「絶対に一人で行動しないこと」「我々の目の届く場所で遊ぶこと」など、安全面についての最終確認をし、いざ、水遊びの時間です。冷たい水にも関わらず、早速、川に入ってはしゃぐ小学男子たち(元気だね〜!)。ミニウォータースライダーで早くも全身ズブ濡れの高校生たち(君たちは小さい子供か!(笑))。水鉄砲や水切り(水面スレスレに石を投げてピョンピョン飛び跳ねさせ遊び)で楽しむ生徒たち。さらに釣りを挑戦する生徒たち。各々が楽しい時間を過ごしてくれたようです。

 一足先に戻った私は、お昼のお味噌汁「豆腐のお味噌汁またはキャベツのお味噌汁のお好きな方を選んでください!」(=昨日の残り物の有効活用)を準備しました。体が冷え切って戻ってきた生徒たちはおいしく食べてくれていました。「美味しかったよ」の言葉が聞けてとても嬉しい気持ちでした。(あ!体が冷えていたからおいしく感じたのか?)これで一つ肩の荷が降りました。

 午後は「お風呂の時間+自由時間」のあと、夕食準備を3時から開始しました。「カレーライス+スープ」なので、徐々に慣れてきた生徒達は手際もずいぶんとよくなり、さっさと作り上げてくれました。
 そして「夜のイベント」では、見せるもの、一緒に踊ってもらうもの、ミニゲームなど、今年もこれまで同様、けい友館にしかできない内容で生徒たちに楽しんでもらいました。
 そして、最後は花火です。
 常識面を考慮し、「吹き上げ花火」と「手持ち花火」だけで行いましたが、花火については事前にスタッフが花火問屋に出向き、オススメの品々を揃えてきました。もちろん、3年前から恒例となった「ナイアガラ」花火を今年もやりました。(花火職人の方に『真ん中から外側に火をつけていくといいよ』とアドバイスもいただきました)

 短い自由時間も終わり、いよいよ最後の夜です。

 さて、今晩のスタッフミーティングの中でも話題になったのは、生徒たちが感謝の気持ちをなかなか表さないということです。たとえば「マヨネーズを取って」と頼んで品物を渡された時に「ありがとう」の一言うがスムーズに出ない生徒が意外に多かったのです。(家では普段、当然のこととして言わないのでしょうか?)また、他の人を気遣って自分が代わりにやっておくなどの行動があまり見られないことにも問題点があるのですが、あくまでも「叱る」のでなく、お互いが楽しい思い出となるよう、もう一歩の気遣いをしていこうということを伝えていきましょうということになりました。
単に楽しいだけのキャンプではなく、何か一つでも精神的な成長をしてもらえれば嬉しいかぎりです。

 明日の朝はこの点について、話していこうと言うことになりました。
さあ、いよいよ明日は帰る日です。早めの準備&行動を期待しています。



<写真集2日目>

第3日目

この日の朝も、比較的涼しくてさわやかでした。
キャンプ生活も3日目となり、生徒たちもさすがに疲れてきたのか、起床時間の6時になってもなかなか起きてきてくれず、10分ほど過ぎてからようやく朝食の準備です。

ボーっとしながらの朝食準備は大変危険であり、一番怪我や火傷をしやすいのも3日目の朝です。前日のスタッフミーティングでもその点を各スタッフに伝え、しっかりと目を覚まさせて行動を取らせるように注意をすると同時に、我々が手本となるようにキビキビと行動することを心掛けました。

さて、朝食のメニューは「お好みうどん」です。生徒たちがゆでたうどんを、スタッフが用意したうどんつゆやトッピング(かつおぶし、揚げ玉、ねぎ、とろろ昆布、わかめ、ちくわ、ごまなど)でいただきます。

「お好みうどん」は、ここ数年、3日目の朝の定番となっています。
その理由には、食べやすくて腹持ちもよい食べ物ということもありますが、それ以上に、お湯を沸かして麺をゆでて湯切りするだけの、とても簡単な準備で済むということがあります。準備が簡単な分、火の番や調理を交代で行うことができますので、手が空いた者は、部屋の布団や毛布を返却したり、部屋の荷物をまとめたりすることができます。

というわけで、部屋の片付けも進めつつ、食事を行いました。
キャンプ生活に慣れてきたことや、前日までの反省が活きてきたこともあって、ゆずりあいの気持ちが生じており、生徒全員が手際よく協力し合って、部屋の片付けなどに取り組んでくれていました。(感心、感心。)もちろん、食事の方はどの班も完食でした。

朝食後、荷物をまとめて、各部屋の掃除を行い、いよいよ出発前の集合です。
まず記念撮影・・・といきたかったのですが、なぜかタオルや食器などの忘れ物が多く、集合した生徒たちの前で、「これは誰のですかぁ?」と1つずつチェックをしていきました。(誰も名乗り出ないものは即ゴミとなります。)中には名前が書いてあるにも関わらず名乗り出ない生徒も・・・。(自分のものかわからない、すなわち、準備がお母さん任せだったということなのでしょうか?)
一段落終えたところで記念撮影を行い、キャンプ場の方への挨拶も済ませ、いよいよ出発です。一日目とは逆のコースで、バスの乗り場まで歩いていきました。よい天気で、気温もかなり上がってきています。そんな中、みんな元気に30分ほど歩き、バスに乗り込みました。車内は冷房が効いていたので、みんな「涼しい〜!」

出発後、行きのバスレクや2日目夜のイベントでやり残したゲーム「かぶっちゃや〜よ!」&「かぶってい〜よ!」の続きを行い、その後はビデオ上映会となりました。今年のメニューは「ホーンテッドマンション」と「ドラえもん」シリーズの2本立てです。疲れて寝たい人は寝て、観たい人は観るという形式でしたが、「ホーンテッド・・・」はディズニーランドのアトラクションにも関係があるので人気があり、多くの生徒が寝ずに観ていたようです。(私は途中で・・・。)

バスも関越道に入り、休憩と昼食のために途中のサービスエリアに寄りました。そこで交通情報を調べたところ、行きに通ったルートに大規模な渋滞があることがわかり、運転手さんとも相談して、別のルートを通って帰ることにしました。(その結果、予定した時間よりも30分以上早く着いてしまったのは予想外のことでした・・・。)

帰路、多くの生徒が熟睡してしまい、「もうすぐ着くよ!」と起こしたものの、半分寝ぼけた状態の生徒もいる中(もう少し早めに起こすべきだったかと反省しています)、いよいよバスがあざみ野駅近くに着きました。
お迎えが来た生徒、自分で歩いて帰る生徒、様々でしたが、全員を見送ったあと、我々スタッフもけい友館にもどり、片付けを済ませ、やっとキャンプの終了です。

キャンプでは毎年、2日目に書いたようなコミュニケーションについての問題が出てきたりもします。しかし、そういったことは、人間関係の中では誰もがいつかは直面する問題です。
我々は、見て見ぬ振りをして表面だけ楽しませるのでなく、一緒になって考え、どのように解決したらよいかを促していくことが大切であると信じていますし、そのようにキャンプ中も取り組んできました。
キャンプという共同生活の中で、少しずつ、気付いたり、学んだり、自主性・協調性・差異を認め合う気持ちを伸ばしたりしてもらえれば、うれしい限りです。

今年のキャンプが、「面白かったイベント」というだけではなく、自分自身を良い方向へと、導ける1つのきっかけになり、将来、有意義な思い出となってもらえることを切に願っています。
そして、それがけい友館のキャンプを続ける大きな理由でもあります。

<写真集3日目>


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