第四回
「学校説明会」
多くの私立高校では、学習塾を対象とした学校説明会というものを行います。そこでは、それぞれの学校がどんな特色を持っているのか、カリキュラムや設備、卒業後の進路や入試の基準など、さまざまな情報を得ることができます。校長先生の方針やお考え、先生方の姿勢、どんな通学路を通うのかなど、行ってみなくてはわからないこともたくさんありますので、参加することには大変な意義があります。
進路指導担当としては、なるべく自分で情報を見聞きし、パンフレットや受験情報の本には載っていないような”雰囲気””感触”ということまで生徒・父母の方々に伝えたいと考えていますので、当然、毎年、多数の高校へ足を運ぶことになります。
自慢と取られるかもしれませんが、我々の学校説明会への参加回数はかなりのものであり、これだけあちらこちらへと動き回っている塾というのは、この近辺では我々以外ほとんどいないのではないでしょうか。(我々以外では、近辺の地域に校舎が多いG塾さんくらいのものでしょう。)
とはいえ、複数の高校の説明会が多数同日に行われてしまうと手におえないこともありますし、説明会自体を行わない高校については、資料や卒業生からの評判などをお伝えするにとどまることもあります。
実際に進路指導する際には、前述のように、数字などのデータの他にも自分で得た”感触”という部分の情報も伝えていますが、それを絶対のものだとは考えていません。主観になりがちな情報では片寄りが出るかもしれませんので、こちらのアドバイスだけで決定していただくのではなく、生徒・父母の方々自身にも必ず見学をしていただき、その上で受験校を決定していただいています。
閑話休題(かんわきゅうだい)
我々の塾は通常は午後1時からオープンしていますが、普通のサラリーマンの方々の時間(長いので以下「サラ時」と書きます)では午前9時からが仕事開始ということが多いと思います。したがって、我々の午後1時は「サラ時」の午前9時に当たると考えることができます。学校説明会は午前10〜11時の間に開始されることが多いのですが「サラ時」に直すと、午前6〜7時開始という感覚になるわけです。さらに、夏・冬・春の各講習会は朝8時半始業ですので「サラ時」ではなんと午前5時半始業・・・。あまり考えたくない事実といえますね。
話は変わりますが、我々は「けい友館ルール」にもある通り、あいさつなどの社会的なモラルについてはうるさい方だと思います。他塾の方々も教育というものに関わる以上、多少なりとも気をつけられているとは思うのですが、実際に学校説明会に行ってみると「本当にあなたは”先生”とよばれる人なの?」と目を疑いたくなるような人がいることがあります。「あいさつを返さない」「説明も聞かずに勝手にパンフレットなどに読みふける」など、他にもここには書けないような行動を取っている方もたくさんいます。きっと「情報を与えていただく」という感覚が無いのでしょうね。同業者として恥ずかしい限りです。
学校説明会に参加することで、高校の先生方と懇意になり、その方々にいただいた情報のおかげで進路が決まった生徒も、今までにたくさんいます。これからもできる限りの情報を集め、進路指導に役立てて行こうと考えています。