| 『中学生になったら』 |
中学生になってから、じたばたしても始まらない。
中学生になる前に、中学校のことをよく知っておいて、
より良いスタートができるようにしよう。
1.中間テスト・期末テストって何??
中学生になると、学期ごとに中間テスト・期末テスト(3学期は期末テストだけ)があります。その点数結果によって、学期ごとに成績が5段階でつきます。『5』が一番よく、『1』が1番低い評価です。もちろん授業態度や提出物をきちんと出したかなども関係しますが、このテストの結果でほとんど成績が決まるといってもよいでしょう。
だから、みんなテスト前になると(本当はふだんから行うべきなんだけど・・・)、がんばって勉強します。部活動をしている人も、原則として試験の3日前から活動停止となりますので、だれもが勉強に専念することになります。
2.科目ごとに先生が違う
小学校では一人の先生が色々な科目を教えていました。しかし、中学校では科目によって先生が違います。ですから、一年間でだいたい10人くらいの先生たちと付き合っていくことになります。
当然、先生によって性格や教え方などもずいぶん違いますので、自分に合う先生・合わない先生が出てくるのも不思議はありません。だからといって、合わない先生に対して嫌ったり反発したりする行動をとることは、決して良いことではありません。
なぜならば、将来、君たちが色々な人と知り合いになったりすることや、仕事をしていくうえで、同じようなことは数多く起こるからです。そして、自分とは合わない人ともうまく付き合っていかなくてはならないなんてことは、一般社会ではふつうのできごとなのです。
そんなときに、自分が「嫌い」と思っていて態度に出していては、相手も自分のことをよく思ってくれるはずがありません。ですから、少しでも相手の良いところを探すようにしましょう。
ただし、明らかにおかしいことや間違ったことをされた場合、悪いものは悪いとする態度も大切です。
そんなことで悩んでいたら、どんどん相談してください。
3.小学校のように先生は甘くない
どちらかというと、冷たいと思っていた方がよいでしょう。
中学校の先生たちは、君らをかなり大人扱いします。将来、大人になって色々な面で自由になる前に、大人の義務や責任を教える必要があるからです。ですから、今まで小学校では許されたことでも中学校では許されないことが多く出てきます。
叱ってくれることも少なくなります。しかし、それは許されているのでなく、放っておかれているのです。叱られないからいいやとわがままに過ごしていると信用は無くなり、成績評価のときの印象も悪くなります。「先生に嫌われて成績が悪い」とか、「授業態度が悪いためにテストでは良い点なのに成績が低い」なんてことはよくある話です。大人同様、一度失った信用を取りもどすには、かなりの時間と努力がかかるのです。
4.一度教わったことは、理解できていることになってしまう
授業中、説明を聞きのがしたからといって、先生はもう一度言い直してくれません。ましてや、親切に復習なんかしてくれません。君たち一人一人が毎日しっかりと復習を行っていることを前提に、どんどん内容を先に進めてしまいます。
「休んでいたからわからない」とか、「休んでいたから宿題をやっていない」なんて言いわけも通用しません。休んでいた日のノートは、友だちに写させてもらい、理解できないところは自分で先生のところに質問に行くのです。
中学校の授業の大半は、「理解できたか」を中心に進めるのでなく、「予定通り授業を行うこと」を中心にしてどんどん先へ行ってしまいます。
5.「サボる、おしゃべりする、寝る」などの誘惑に負けるな!
3.で述べたように大人扱いされるということは、自分の自由が増すことにつながります。しかしそこには、必ず義務と責任が同居するのです。
ですが、自由だけが増したと勘違いして自分の好きなように振舞ってしまう生徒は、どこの中学校にも必ずいます。授業中にもかかわらずおしゃべりしたり、別のことをしていたり、ひどい場合は教室から抜け出してしまう生徒もいます。
あまり度が過ぎると、さすがに先生も怒ります。「叱る」のでなく「怒る」のです。
この違いがわかりますか?
叱っても反省が無い場合、これはもう本当に放っておかれます。その代わり、もう二度と良いようにはみてくれません。なぜならそれが社会のルールだからです。中3になっていざ受験だから成績を上げなければ・・・というときになっても後の祭りです。自分がしてきたことの始末は自分でつけなければならなくなるのです。
ですから、君たちはそんな誘惑に負けてはいけません。もちろん、ちょっとくらいおしゃべりしたいときもあるし、勉強に実が入らないときもあるでしょう。でも負けないようにしなければならないのです。
6.中学での授業だけで安心しないこと
「学校での授業をしっかりと聞いて理解すれば塾なんかいらない」と言う人もいます。しかし、今の時代、本当にそうなのでしょうか?
私立ではカリキュラムや授業などに工夫を加えることを特色にしている学校が多いですが、公立中学ではどうなのでしょうか。また、中学校の先生が学習内容のすべてをきちんと教えてくれるとは限らないのではないでしょうか。
中学には、とても熱心で、わかりやすい授業をする先生もいます。
しかし「説明がぜんぜんわからない」「まともに教えずプリントばかり」という授業をする先生や、「わからなかったら塾で聞け」などと言う先生もいます。生徒が理解していようがいまいがお構いなしに勝手に進んでしまう先生や、1年間でその学年分の内容を終わらせることができない先生もいます。次の学年の初めに繰越して授業をするのは(そうするとまた遅れてしまう気もしますが)まだ良心的な方で、プリントを配るだけで「あとは塾ででもやってくれ」と無理やりに終わらせてしまう先生もいます。
これらは実際の話です。自分がどんな先生にあたるかどうかが気になるところですね。
1.運動部は体の限界まで鍛える(きたえる)ものだ!
中学での部活動は、大きく分けて「運動系」と「文化系」の2つに分かれます。
「運動系」の部活動には、野球・サッカー・バレーボール・バスケットボール、テニス・バドミントン・陸上・水泳・剣道・柔道など、色々な種類があります。もちろん、中学校によっては無い部もあるので、前もって良く調べておきましょう。
さて、これらの運動部を小学校のクラブと同じように考えていたら大間違いです。練習量がまったく違います。「体の限界まで鍛えるのが目的」ぐらいに考えた方がよいでしょう。毎日が練習です。5月の連休が明ける頃まで、毎日が筋肉痛なんてことはよく聞く話です。ただしこれも、部によって、または学校によって、練習の厳しさがまったく違うので、あらかじめ先輩などによく話を聞いておいた方がよいでしょう。楽な部では、休むのも自由、練習はお遊びなんてところもあるのですから。
「文科系」の部活動の種類は学校によってさまざまであり、吹奏楽部以外はどこも週に1〜4回の活動など、比較的に楽な部が多いようです。自分の趣味・興味に合わせて気軽に取り組んでみてもよいのではないでしょうか。
2.夏休みが過ぎるまでは体力的に厳しいことが多い!
中学に入学して運動系の部活に入ると、小学校のときとは生活が大きく変わります。
ほとんどの部活が毎日練習をしますので、体力が無いとだんだんとつらくなっていきます。中には毎日疲れている状態の人も出てきます。そのうち何人かは、勉強と部活動の両方ともはがんばれないといって、どちらかをやめてしまう人もいます。
どれくらい疲れているのか、どれくらいつらいのかということには個人差もあるので、決めつけて言うことはできませんが、とにかく夏休みが終わるまでがんばってみることです。多くの場合、夏休みを過ぎれば体力もつき、生活のペースもできて、ずいぶん楽になります。
3.上下関係
中学生になると先輩・後輩という、ある意味面倒な関係が発生します。「たかだか年の差1つか2つじゃないか〜」と、叫んでみてもどうしようもありません。
運動部ではその辺がとてもうるさいところが多く、あいさつや敬語などをしっかりとしなければなりません。反対に文化部では、そんなに先輩・後輩の関係が厳しくなく、敬語もあまり使わないところが多いようです。
この際、上下関係を学ぶ良い機会だと考えてください。ここで敬語やあいさつなどがしっかりとできるようになれば、将来、必ず役に立ちますし、社会に出たときには絶対に必要になるからです。
4.時間は自分でつくるもの!
練習のきつい運動部に入ると、とにかく時間がありません。朝練・試合などで休みの日がほとんど無いところもあります。家へ帰ってきても、とにかく疲れて勉強なんかする気にもなれないという人も出てくるはず。
このように、部活動を熱心に行うあまり勉強がおろそかになって成績がどんどん落ちてしまう生徒が、毎年何人かずつ出てきます。
部活動を熱心に行うことは、非行防止の面からはとても効果があるそうですが、成績が落ちてしまうほど熱中しては・・・。
やはり目指して欲しいのは、「部活と勉強の両立」です。厳しいようですが、勉強がしっかりとできなくては、部活を行う資格はありません。「部活が忙しい(いそがしい)から」や「練習がきついから」は、勉強や宿題をしない理由にはなりません。どんな部活動をしていても、何も部活動を行っていない人と同じレベルの勉強ができなくてはならないのです。
(3)生活編
1.何時に寝る?
小さい頃、早く寝ることが嫌いだった人も、これからはいやでもそうたくさんは眠れなくなります。
特に運動系(文科系では吹奏楽部も)の部活動に入ると「朝練」があるところがあり、朝早く起きて学校へ行くようになるでしょう。また、寝る時間も、10時台から11時台、遅い人は12時過ぎに寝るようです。眠れるときにしっかりと眠っておきましょう。寝不足は、心と体の健康どちらにもよい影響はありません。
2.早く生活パターンをつくろう!
塾のある日は、家に帰るのが大体10時ごろになります。夕飯は塾に来る前に食べてくる人が多いようです。当然、塾のある日と無い日では生活のパターンが変わるでしょうから、早く自分のパターンを見つけ、それに慣れてしまいましょう。
3.反抗期真っ盛り(さかり)の君たちに
自分の家庭で色々言われること、特に「勉強しなさい」と言われるのは「うざったい」以外の何物でないと考える人もいるでしょう。
しかし、そんなことを言うのは君たちのことを心配し、将来君たちが困るようなことになって欲しくないからなのです。
例えば我々にしても、表面的にはいつもにこにこし、楽しいことばかりしゃべり、うるさいことを言わないようにすれば、君たちから嫌われることもなく「いい先生だ」と思ってもらえることでしょう。実際、中学校では、逆恨み(さかうらみ)されるだけ損だと考えて、何も言ってくれない先生も増えています。
しかし、それで本当にそれでよいのでしょうか。
我々は、ふだんはにこにこ楽しくしていても、悪いものは悪いときちんと言う姿勢が大切だと考えています。そして、叱り方やタイミングなど、君たちにかなり気を使っているつもりです。君たちのご両親も同じように気を使っておられることでしょう。
ですから、きついことを言われれば腹も立つでしょうが、それは期待すればこそのことでしょうし、愛情があればこそのことだということを、君たちも知っておいてください。
(4)勉強面編
1.今まで以上に勉強するならば、何かを犠牲(ぎせい)にしなくてはならない!
小学校での勉強量と中学校での勉強量は、それはもう、まったく違います。その点がわからなくて小学校と同じ勉強量しかしないために理解ができなくなっていく生徒が、どの中学校にも毎年必ずいます。
勉強量を増やせないのは、いつまでも小学生のままの気持ちでいることが原因の一つなのですが、なかなかうまく気持ちを切り替えられない人が多いようです。いざ勉強しようとしても、今までのように見たいテレビを見て、したいことをする生活をしていては、いつまでたっても勉強時間はつくれません。勉強を今まで以上に行うためには何かを犠牲にしなくてはならないのです。
何をガマンして勉強の時間に当てるかは、自分でよく考えてみてください。
2.中1の学習内容をどれくらい理解したかが将来を左右する!
「中1の間くらいがんばらなくてもいいから遊びなさい」なんていう人もいますが、「よし、中2になったから、これからしっかりと勉強しよう!」と言いながら、きちんと切り替えて勉強できた人は、今までほとんど見たことがありません。
「遊びなさい」と言う人の気持ちも意味もわかります。
しかし、できる限りは勉強をがんばるべきなのです。
「中1はすべての土台である」とよくいわれます。実際、中1での成績が優秀な場合、中学卒業までそのレベルを維持できる人が多いようです。
加えて、中2になってから学力を伸ばせる人はそう多くいません。伸ばせた人たちは、中1で勉強しなかった分を取り返すために相当な努力をした人です。逆に、中2になってから、なまけぐせがついて落ちていってしまう人は数多くいます。勉強の力が落ちるのは簡単なことで、力をつけるのは難しいことなのです。
そして、中2や中3になってからがんばって勉強しようとしても、中1の内容が理解できていなければ、当然、中2内容も中3内容もわかるはずがありません。あとになればなるほど勉強し直さなくてはならないことが多くなり、それだけ大変になることがわかるでしょう。
結論として、中1で習う内容を中1の間にしっかりと理解しさえすれば、中2、中3になってからの学習をしっかりこなすことができるのです。
3.ノートが主役、教科書は脇役(わきやく)!
小学生のうちは、ノートは漢字や計算の練習をする場所で、黒板に書かれた内容を書き写しておくなんてことはあまりしなかったのではないでしょうか。
中学生からはそれでは困ります。
黒板の内容を書き写したり、先生が黒板に書かなくても大切なことを言ったらメモしておくなど、学習内容をまとめたノートを作ることが一番重要なことになります。
教科書だけで学習内容を理解するなんて、まず不可能なことです。授業の説明をよく聞き、毎時間しっかりと読みやすいノートをつくり、それを自分専用のオリジナル参考書として勉強していくのです。
また、先生によってはノート提出をさせて内容をチェックする場合もあります。もちろん、授業を休んでしまった場合には、友だちからノートを借りて、写しておくべきです。
4. 予習・復習は行うのが当たり前!
「授業・先生編」でもふれましたが、一度授業を受けたらその内容はすぐに理解しなければなりません。ところが、人間の記憶力では内容を一回聞いただけで覚えたりすることは難しいものです。当然、毎日復習を行わなくてはなりません。時間は、毎日きちんと行いさえすれば、習った各科目15分もあれば十分でしょう。
また、英語については予習も大切です。
次の授業で扱う文の中の、意味がわからない単語などは、あらかじめ辞書で調べておかないと授業を聞いても内容がわかるわけがないのは明らかですよね。
5. 小学生の勉強法のままでは中学で通用しない!
小学生のときは「宿題だけこなして一日30分も勉強をしなかった」なんて人も多かったはずです。また、勉強の要領の良い人は、宿題以外に何もしなくても、それなりに成績が良かったかもしれません。
しかし、中学生になるとそれはまったく通用しません。
時間をどれくらいかけたらよいかというと個人差はありますが、少なくとも「今習っている内容でわからないことがない」「覚えるべきことをきちんと覚える」ということができるくらい勉強をしなくてはいけません。
後回しにすればするほど取りもどすのが大変になり、1年後にはきっと取り返しもつかないくらいになっているでしょう。
中3になっていざ受験となったときに過去を振り返って後悔している人は、毎年大勢いるのです。
6. 中学生になったらどんな勉強を行えばよいか?
5.で述べたように「わからないことがひとつもない」「覚えるべき内容はすべて覚えた」というのを目標にして実行してもらいたいのですが、自分では十分に理解したつもりでも、結局不十分であったなんて話はよくあることです。
そんなときのためにけい友館はあるのです。学校での内容と塾の内容の両方をしっかりとこなしておけば、これで一安心ですし、さらにノートまとめや英単語の予習などもできるので言うことなしです。テスト前には、テストに出そうなことも君たちに伝えます。
U 高校受験について
(1)高校受験って何だ?
1.高校は義務教育ではない!
義務教育とは「小学校・中学校の内容はみんなが平等に学ばなければならない」というきまりです。高校は義務教育の中に入っていませんから、別に行かない自由もあるといえばあります。
ですが実際に高校へ行かないで就職を考えた場合、この不景気な世の中ですから、雇って(やとって)くれるところはそんなに多くありません。高校を卒業していないと雇ってくれないとか、大学を卒業していないと雇ってくれないなどのことは、今の時代、ふつうのことです。それがみんなわかっているので、ほとんど高校へ行くのです。よほどの目標(海外留学やプロスポーツ選手・職人を目指すなど)がない限り、我々も高校へ行くことを薦め(すすめ)ます。
ところで義務教育では「平等」を守らなければなりませんから、入学したい学校にたくさん人が集まった場合、クラスを増やしたり教室を増やしたりして、何とかして全員を受け入れようとしてくれます。
ですが高校が義務教育ではないということは、入学したい高校にたくさん人が集まっても、全員がそこに入学できるとは限りません。集まった人の中から、その高校に入学するのにふさわしい人を選ぶのです。
このときの選択基準の大部分が学力であり、それを試すのが入学試験なのです。
ですから、早いうちから計画を立てて取り組む必要があるのです。
2.高校入試ってどんな試験なの?
ほとんどの人は、入学試験を受けることになります。そして中学校での成績結果が、合格・不合格を大きく左右します。
| 例1) | 神奈川県立の高校入試では、(学力試験の結果)+(中学校の成績)の総合評価で、合格・不合格を決めます。(2005年度からは学区制・入試問題・成績の比重など、さらに変更が加えられ、大きな変化があるので、少しずつ授業の中で話していきます。) | |
| 例2) | 私立高校だけを受験する場合、学力試験が無く、中学校の成績だけで合格・不合格を決める入試方法を行うことがあります。(「推薦T」とよばれるもの) | |
| 例3) | 公立高校と私立高校の両方を受験する場合、私立高校の方では一定の成績基準を満たしていないと受験しても合格させてもらえない高校も多くあります。 |
ですから、テストにさえ強ければよいわけでなく、日頃の努力とその結果が表れる「内申点」が大切なものとなります。(中には、成績は一切関係無く、入試当日の得点結果だけで合否を決める私立高校も多くあります。)
また、音楽科や美術科などを受験する場合、実技試験も行うところが多いようです。ただ単に好きなだけでなく、それなりの技術を身につけていないと、合格は厳しいでしょう。
3. 公立高校と私立高校の違いって?
県や市などが設立したのが公立高校で、ある個人などが中心となって設立したのが私立高校です。
両者の大きな違いは、そこに通うための費用の差です。公立高校の運営には税金も使われますので、通うための費用は安く済みます。ですが、私立高校の運営はほとんどが入学した生徒が払うお金によってまかなわれますので、通うための費用は高くなります。
また、学校の方針や、勉強に対する方向性などについてですが、極端に言えば、公立高校は公立中学校の延長のようなものです。学校によってある程度の雰囲気の違いはありますが、それほど大きく違うものではありません。それに比べて私立高校は高校によって、校則・行事など、かなりの違いがあります。
どちらを選ぶにしても、学校を実際によく見て考え、保護者と相談し、自分の性格や目標に合った高校を選んで欲しいと思います。
学力レベルだけで選んでしまうと、入学してから自分に合わないと後悔することにもなるかもしれません。我々も、「どれだけ学力レベルの高い学校へ行けたか」を喜ぶのでなく、「本当に行きたいと思える学校へ行けた」と胸を張って言えるようになることを目標に、君たちとつきあっていきます。
4.今は何をしておくべきか。
具体的に行きたい高校を決める時期については、これまでの中学生を見ていると、中2の終わり頃や中3になった頃に決める人が多いようです。中には、中3の秋頃になってようやく決まる人もいます。
ですから、今あせって行きたい高校を決める必要はありません。
また、ハイレベルな高校を考えている人は、中1の初めから準備をしなければ間に合いません。なぜならば、そのような高校の入試内容は中学で学習する範囲を越えているからです。ですが、そこまで具体的に考えていないのであれば、今はとにかく毎日の勉強をしっかりと行ってください。前にも述べた通り、「わからないことが無い」という状態でいるように努力してください。そうしておけば、いざ目標となる高校が見つかったときにも、それほどあわてなくても済むでしょう。
君たちが中2・中3になるにつれ、少しずつ具体的な高校の話をしていきますが、ここで一つだけ。5段階評価で2以下の科目がたくさんあると、行ける高校がかなり少なくなります。ですから、小学校内容でわからないことがあったら、小学生のうちに少しでも減らすようにしておきましょう。
(2)私立中学に通う人へ
1. 目標をつくろう!
多くの私立中学は「中高一貫(いっかん)校」であるため、上の高校にはそのまま進学できるはずです。
そこで注意してもらいたいのが「油断」です。
高校受験が無いため、「あまり勉強しなくても進級できるからいい」などと考えてしまう人が多いようです。例えば、受験のことなど気にせずに思いっきりスポーツなどにのめりこめる、確かにこれも中高一貫教育ならではの魅力なのでしょうが、将来のこと、特に大学などへの進学後の学力を考えたら、ある程度の勉強をして必要な知識を身につけておかないと、ついていけなくなってしまいます。
そこで自分なりに何か目標をつくりましょう。
特に中2の頃はこれといった目標もなく一番中だるみしやすい時期ですが、学習内容の重要性を考えると、そこでなまけてしまっては多大な影響が残ります。
目標が思いつかない人は、例えば塾で行うテストなどをそうと考えてもよいのではないでしょうか。
2. 勉強のペースは公立中学とはちがう
英語や数学などの勉強の進め方は、公立高校よりもかなり速いのがふつうです。どの程度かは学校によって違いますが、多くの場合、中3の終わりまでに高1の内容をほとんど終わらせ、高2までに高校生内容をすべて終えるのが目標とされます。
むちゃな速さで進むわけではありません。ですが、しっかりと復習を行うようにしていかないと、あっという間についていけなくなります。きちんとついていけているかどうかで、クラスを変えるところもあります。
3. すべては大学受験のために
なぜ、勉強の進め方が速いかと言うと、それは高3で大学受験用の問題練習を思いっきり行うためです。
中高一貫教育の私立校では、生徒を有名大学へ合格させるために、中学から高校卒業までの6年間をしっかりと計画的に進めています。
有名大学合格のためというと、何か割り切れないものを感じますが、実際に世間の人たちが私立中・高の良し悪し(よしあし)を考えるときに、「いかに大学へ現役合格させているか」を重要なポイントに挙(あ)げることが多いのですから、ある意味仕方のないことなのでしょう。
V けい友館について
(1)時間や送迎などについて (詳しくはこちらの「中学生の科目・時間割」のページをご覧ください。)
1.どんな科目があるか
「英語」と「数学」の授業を、週に2回ずつ行います。(小学生のときの国語と算数の授業と同じように、同じ日に2科目の授業を行います。)
また、選択科目として「国語」の授業が週に1回あります。(選択科目ですから、必要だと考える人が選択します。)
「理科」「社会」については、中2から選択科目(週に1回)に加わります。
2.授業の時間は〔19:00〜20:10〕と〔20:20〜21:30〕
1回の授業の時間は、今までよりも10分長くなり、70分授業になります。その代わり、休憩時間も10分あります。
また、今までよりも遅い時間の授業ですので、最初のうちは眠くなるかもしれません。しかし、夏休み頃までにはみんな慣れるようです。
帰宅時間は10時を過ぎる人も出てきますので、夕食は済ませてきた方がよさそうです。
3.送迎は送りのみになる
小学生では、お迎え、送りの両方を行ってきましたが、中学生からは原則として送りだけになります。また、送りも21:30の授業終了後からになります。ですから、20:10に終了する授業を選択した場合、その時間から送ることはできません。上級生の人たちは、自分で帰ったり、家の人に迎えに来てもらったり、9:30まで自習などを行っていたりしています。
送迎について、何か「どうしても」ということがあったら、遠慮なく相談してください。
4. 欠席・遅刻の連絡をしないと、大変に心配します
3.でも触れましたがけい友館に来るときは自力ですので、君たちが無断欠席や遅刻をしてしまうと、事故にでもあったのではないか、誰かにからまれているのではないかなどと、こちらは大変に心配をします。
中学生なのですから、できるだけ人を頼らずに自分自身で連絡をし、しっかりと理由などをこちらに伝えてください。友だちに伝言を頼むのもやめてください。
(2)授業などについて
1. 勉強内容について
けい友館ではどんな授業を行うのか。
少なくとも中学校の授業よりわかりやすく、ていねいに行うことは当たり前としています。また、各学年の内容を1年間で学べるように計画的に進めていきます。ですから、授業をしっかりと理解し、宿題や復習などをきちんと行っていけば、当然、良い結果が得られます。
だからといって、わかるからいいやと油断し、学校で受ける授業をおろそかにしてはいけません。
学校と塾と家庭での3つの学習がうまくいって初めて、成績は大きく伸び、高い実力もつくものなのです。
2. けい友館ルールを再確認! (詳しくはこちらの「けい友館ルール」ページをご覧ください)
小学生のときはしっかりと守れていたのに、中学生になってだんだんと守れなくなる人が時々現れます。
けい友館ルールにもある「行き帰りの飲食」「寄り道」「髪の染色・脱色」「携帯電話におけるマナー」などは、全国的にも問題となっていることばかりです。許せる範囲までは大目に見ていきますが、明らかにモラルの無い行為、「自由」という意味のはき違いをしている場合には厳しく対処していきます。
集団での生活・行動にはルールが必要であり、それで多少の不自由さが出たとしても、それはしかたのないことです。その中で何が許され、何が許されないことなのかを、自分で考え、判断できるようになってもらいたいと思います。
3. 今はまだ目標がなくても・・・
今、将来について具体的に考え、また、それに向けて努力をしている人はほとんどいないでしょう。
ほとんどの人たちが「特に将来のことは決めていないけれど、とりあえず高校には行こうと思う。」というように考えていると思います。つまり、高校に行くという意志はあるのですから、実際に高校に入学できるような準備をしなければなりません。もちろん、勉強は高校受験のためだけに行うものではありませんが、現実に、勉強ができていないと自分の行きたいと思う高校へは合格できません。そのためにも今のうちからこつこつと勉強をしていきましょう。
4. 定期テスト対策授業
中学では、君たちの成績を決めるために中間テストや期末テストを行います。当然それらのテストの結果が、君たちの将来の進路に大きく関わってきます。
けい友館では、君たちに少しでもよい結果を出してもらおうと、中学の定期テスト期間の前に「定期テスト対策授業」を行っています。
これは各中学の試験範囲に合わせて、内容の復習や演習、出やすい問題などの解説を行うものです。
だいたいテスト前の土・日曜日を使って行うのですが、対策授業は特別ですので、国語を選択していない人でも国語の対策授業に出ることができます。中1では授業を行っていない理科・社会についても授業を行います。
ここで注意を一つ。
対策授業だけでよい結果を得ようとしたら、それは大間違いです。ふだんの授業・勉強をしっかりとこなしたとした上で総まとめとして行うのが対策授業なのですから、何もわからない状態で出席しても内容はよくわかりません。ふだんの学習こそ大切なのだと考えてください。
5. 春・夏・冬期講習
春休み・夏休み・冬休みに、それぞれ講習会を行います。講習会の内容は一年間のカリキュラムに含まれていますので、自動的に、原則として全員参加ということになります。(特別な参加手続きは必要ありません。)
日程は小学生のときと同じ予定ですが、違うのは、中1では英・数・国の3科目が必修科目となることです。(中2からは理・社が選択できるようになります。)
また、夏期講習以降の講習会は、朝9時からの授業と、夕方6時からの授業のどちらかを選択できるようになります。(時間は予定です。)どちらも同じ内容の授業を行いますので、部活動などの予定に合わせて、どちらに出席するかを選んでもらいます。(くわしいことは中学生になってからお知らせします)
毎日授業があることの効果は高いものであるということは、小学生のときに講習会に参加した人ならばわかるでしょう。ここでの学力向上は計り知れないものです。
6. 個別指導について (詳しくはこちらの「個別指導のご案内」のページをご覧ください。)
「個人的にくわしくみてもらいたい」「遅れを取りもどしたい」「自分のペースに合わせて勉強したい」などの要望がある人には、クラス授業以外に個別指導での授業を行うこともできます。もちろん、クラス授業と個別指導の両方を受けることもできますし、個別指導だけということもできます。
先生一人を独占してしまうのでその分費用は高くなってしまいますが、その代わり、曜日や先生を指定することができます。1科目・週1回から行えますし、いつからでも、いつまででも可能です。
くわしい内容や費用などについてよく知りたい人は、相談してください。
(3)進路指導について
1. 進路先について
今までのけい友館の卒業生たちがどの高校へ行ったのかは、君たちも気になるところでしょう。
君たちも知っていると思いますが、けい友館には入塾テストなどは無く、希望すればだれでも入れるようになっています。その結果、色々な学力を持った人が集まります。その一人一人にできる努力をしてもらい、そしてできるお手伝いをしていくのがけい友館なのです。したがって、スタートがバラバラであれば、ゴールもバラバラであることもわかるでしょう。
ですから、卒業生の進路先には、難関校とよばれるところからそうでないところまで、様々な高校をあげられます。(具体的に高校名を知りたい人は聞いてみてください。)
ここで特に述べておきたいのは、最終的な進路結果だけで評価して欲しくないということです。例えば、いわゆるふつうのレベルの高校に入学した人なのですが、中1のときの成績は高校に行けるのかどうかもわからないものだったということが、実際にありました。その後の努力により高校合格を勝ち取ったことにこそ、価値を見つけるべきなのではないでしょうか。
我々に言われたことをきちんと実行すれば、必ず能力は伸びますし、希望すればそれなりの進学校への合格もできるでしょう。
ですが、毎日復習ができなかったり、宿題をしなかったりなど、ただ塾に通っているだけになっていては、それほどの伸びは期待できません。
結局、実力がつく・つかないは最終的には君たち次第であり、我々はそのお手伝いをするのです。もちろん、けい友館ではあの手この手を使って君たちに勉強させますし、能力の限界まで力を伸ばそうと考えています。
ここまでの内容から、結局、勉強して行けるようになった高校に行くようにしているだけじゃないかと考える人もいるかもしれません。ですがそれは大きな誤解です。
断っておきますが、けい友館ではあくまでも本人の希望する高校への合格を目指します。それが難関校であるならば、それに合わせた授業を行います。
また、能力があるのに希望が低いなどの場合や、あるいはその逆の場合でも、よく話し合って本人に合った高校選びをしてもらいます。
あくまで前向きな希望をかなえたいのであって、そうでない場合には姿勢を正してもらうのが我々の進路指導だと思ってください。
2. けい友館の進路指導
まず中学1・2年の間に「成績がどのようにつくか」「どうすれば成績が伸びるか」「高校受験とはどんなものか」などのことを、だいたい学期に1〜2回ずつ話していきます。
そして中3になるまでに、「高校受験についての色々な知識を蓄えること」「成績を上げること」「テストに対しての実力をつけること」などを目標にがんばりましょう。
中3になるといよいよ本格的な高校選びです。自分が行きたい高校というのがあればよいですが、無ければ、一緒に探していきましょう。もちろん、ご家族の方たちともよく相談したり、実際に学校見学に行くことも必要です。とにかく、自分が行きたいと思える高校を探すことが大切なのです。
その上で、それまで自分が蓄えてきた実力と成績結果の両方を加味して、受験校を決めていきます。
実際の決め方の例をあげてみましょう。
例えば、ある公立高校に行きたいという強い希望があったとします。ですが受験ですので、ひょっとしたら不合格になってしまうことがあるかもしれません。そうなったら、どこにも通う所が無くなってしまいます。そんな風に困らないように、公立高校以外に私立高校の受験もしておくのです。このことを私立高校の「併願」とよんでいます。(この場合、「併願」した私立高校の方を、あまり良い言い方ではありませんが、「滑り止め」とよぶときもあります。ですが、もし私立高校の方に行きたいという気持ちが強ければ、公立高校の方が「滑り止め」の立場になります。ところで私立高校の方では、中学校の成績が基準に達していれば、ある程度合格を約束してくれるところも多くあります。「滑り止め」は確実に合格できるところを選ぶのがふつうですから、私立高校の方を「滑り止め」に選ぶことの方が多いようです。)
併願校は、ひょっとしたら自分が通うことになる高校なのですから、合否の成績基準だけで選ぶのではなく、こちらも実際に見学などをして、行きたいと思える高校を選ぶべきなのです。
また、世間一般で言われる超有名校を受験するならば、早いうちから受験に向けた勉強が必要となります。本気で目指すのであれば、ぜひ相談してください。