| 公立・私立高校の魅力と問題点 |
| 公立高校の魅力 | 1. 費用が、私立に比べて安い。 2. 通学距離が、比較的短い。 3. 男女共学校である。 |
| 公立高校の問題点 | 公教育としての各種の限界がある。 |
公立高校の魅力の第一は、費用が少なく済む点です。
ただし義務教育ではありませんので、中学時より高くはなりますが、私立高校に比べれば、その合計額は圧倒的に少ないものとなります。私立に比べて安く済む分、他の習い事(生徒本人の趣味や大学に向けての予備校など)を充実させてあげるのも、正しい選択肢の一つでしょう。
魅力の第二は、近い所にある高校が多いことです。
早起きしたくない最近の子供には、通学時間の短さは大きな魅力です。しかし実際には「通学時間は1時間位までは当たり前」と考えてもらいたいものです。小学校や中学校のように近所に高校があるという状態の方が珍しいのに、それが当たり前と考え、「電車に乗りたくない」「バスもいやだ」などと、毎日通勤ラッシュと戦っておられるお父さん方が怒りそうなことを平気で言う生徒も多いのが現実です。
魅力の第三は、神奈川県立の普通科は必ず男女共学であることです。
「もし同じ入学条件であるならば共学と別学どちらを選びますか」という問いに対し、共学と答える生徒は多く、公立人気の大きな要因ともなっています。(同じ条件どころか、たとえ条件が悪くとも共学を選ぶ生徒の方が圧倒的に多いのが実状です。)
共学には共学の良さがあり、別学には別学の良さがあるはずです。しかし、共学人気という現象に、今まで女子校や男子校であった私立高校が共学に変わることで、何とか生徒数を確保しようとする動きを見せるところもあるほどです。
以上の点から、公立高校を目指す生徒は多いのですが、踏まえておきたい点として、あくまで公教育なので、学校側も多くの制約(予算や指導上の制限)を抱えており、過大な期待を持ってはいけないということがあります。設備が充実していない、補習をしてくれない、生活指導が行き届いていない、親身になって受験指導をしてくれないなど、期待すればするほど不満も大きなものになるはずです。個々の先生方や、校長先生が熱心な方であるのはむしろ幸運な場合であり、なるべくなら面倒なことはしたくないという姿勢であっても、ある意味仕方ない部分があるでしょう。費用が安い分、サービスが悪くても当然のことと考えておくべきかもしれません。
※ 男女共学について「男女共学」と聞くと、イメージとしてちょうど半々の人数のように感じますが、実態は違う場合も多いのです。例えば、普通科公立高校でも、1クラス男子10人に対し女子25人というようなケースもあります。また、私立高校などは、男女とも募集をすれば、一応男女共学校になるのですが、男女の比率が 3:1 位となっている高校もあります。