私立高校の魅力と問題点

私立高校の魅力 1. 高校ごとの特色がはっきりしている。
2. 英語教育に力を入れている高校が多い。
3. 大学入試への力の入れ方が違う。
私立高校の問題点 1. 特色が自分に合うかどうかを見なければならない。
2. 費用が高い。
3. 生徒指導の厳しさが生徒自身にとっては締め付けとなる場合もある。
 私立高校の魅力は、何と言っても各高校が、それぞれに特色を持っていることです。
例えば、校舎・設備などのハード面での環境の良さは、その内容においてほとんどの私立高校が公立高校を上回りますが、「具体的に何が」と見ていくと、学校ごとに違いがあります。

 部活動が盛んな学校では、部のための施設に多くの投資を行い、その分校舎がやや古い感じ(設備の充実した部活動に入るつもりであればこれほど恵まれた環境はありませんが、部活動に入らない場合、無意味に感じるでしょう。)であったりします。また、特に女子高などでは、きれいでおしゃれな建物にラウンジやテラスなどを設けたりなどがあります。

 実際、かなりの違いがありますので、まず自分自身のニーズを良く考えること、そして必ず見学に行って確認し、自分自身のニーズと照らし合わせて有利な学校を選ぶことが大切です。

 また、英語教育に力を入れている学校が多いのも魅力です。公立高校では予算の都合から教科書中心に日本人講師が指導するのに対して、私立高校では外国人講師による英語指導や、海外研修(公立高校でもホームスティの制度自体はあります)などで、直に英語文化に触れる機会が多く、より本物を取り入れた指導を期待できます。

 さらに、大学入試についての力の入れ方にも違いがあります。実際、「何人の生徒が現役でどんな大学に合格できたか」が大きなアピール・ポイントであり、そのデータで高校のランク・評判が決定されるため、「大学進学率の高さが高校の人気のバロメーター」といっても過言ではありません。

 ですから、どの高校も授業形態、補習などに工夫を凝らし、少しでも多くの実績を残そうと、必死になっています。実際、多くの私立高校のレベルが上がっており、10年、20年前の評価や評判は、まったくあてにならない学校が数多くあります。

 しかし、進学をニーズとしない生徒も多くいるのですから、どの学校も進学に力を入れればよいというわけではありません。進学色を出さない学校、特に女子高では、公立高校には無い独自のカリキュラムによって、「各種検定試験を取得させる」「しつけ教育を重視する」など、何かしらのメリットやその学校へ通う価値を高めようとしています。

 私立高校は一企業と同じように、経営努力、サービス向上など、校長以下、全職員がかなりの努力をしている、いや、せざるを得ないのが現状のようです。ですから、面倒見の良さ、サービスの良さは、公立よりも私立の方に軍配が上がります。

 しかし、それがかえってうっとうしく感じる場合もあり、たとえば校則や生活指導なども私立のほうがうるさいということはよく耳にします。学校側とすれば、生徒の為に良かれと思ってしているのですが、生徒自身にしてみればそれがとてもわずらわしく、自分自身の個性を(本当の意味での個性かは別として)大切にしたい、あまり自分には関わって欲しくないと考えている場合、私立高校は向かないと言えます。

 まとめると、私立高校は費用が高い分、サービス(設備やカリキュラムも含めて)が充実しています。そのサービスを安いと感じるか、よけいなサービスと感じるかによって価値観が変わるのではないでしょうか。また、良い意味でも悪い意味でも学校ごとのカラーがあるので、自分に合ったカラーを見つけられるかどうかが大切な要素となるでしょう。

         

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