参考資料:小学生から中学生になるにあたって

以前に行った「けい友館中学部説明会」での資料です。特に小学6年生のお子さんをお持ちの保護者に向けて、中学生になるにあたって留意していただきたい点についての資料です。(生徒向けには「中学生になったら」を配布しています)
「けい友館中学部の説明」に加え、今まで多くの中学生を指導してきた立場から、「学力低下を未然に防ぐための対策」「中学生になるにあたって予想できる変化」「生活面における注意」などの内容を掲載しています。

資料の趣旨から、けい友館のご案内も含まれていますが、けい友館への通塾をお考えでない方も、多少の参考にはなるかと思います。

「けい友館中学部」説明会資料   2002.12.作成

1.中学部になってからの変更点

1. 授業時間帯について
通常授業は午後7:00〜8:10 ,8:20〜9:30の時間帯になります。
 
2. 送迎について
午後9:30終了時の「送り」のみが原則となります。
中1はなるべく優先的に、10時までには帰宅できるように心掛けています。
 
3. 科目数について
英語・数学の2科目を必修科目(週2回)、国語を選択科目(週1回)としています。

曜日と時間帯の例(年によって曜日の変化はありますが、2006年度の中1通塾日はこの表のようになる予定です。)

時間/曜日
7:00〜8:10 英 語 国 語 数 学
8:20〜9:30 数 学 (国 語) 英 語


4. 学習面について
高校受験を意識し、「内申点+実力の養成」を大きな柱としていきます。
けい友館の授業も、内申点確保という目標を具体的に掲げた形式になりますので、1学期の最初のうちは「先生たちが急に厳しくなった」と、生徒たちがとまどうかもしれません。
   
5. 各講習会の時間帯について
中学での部活動に配慮し、午前クラスと午後クラスを設けます。
午前クラスは午前9:00〜11:50、午後クラスは午後6:00〜8:50の時間帯で、英・数・国の授業を行います。(ただし中2以降は選択科目増により授業数が増えますので、午前クラスは授業終了時間が遅くなり、午後クラスは授業開始時間が早くなります。)
午前クラスと午後クラスは同じ授業内容ですので、部活動の日程にあわせて日替わりで変更してもかまわないことにしています。(ただし管理の都合もありますので、移動届の提出や電話連絡を義務付けています。)


2.高校入試を今から考える

1. いつから高校受験を意識させるべきか
受験生の実感(自覚)がなく、いつまでも「今度からがんばればよい」といった甘えを持った生徒が毎年多く、受験直前になって慌てている姿を毎年見かけます。せめて中3になった時点で勉強中心の生活にしなくてはなりません。
保護者の方も高校受験のシステム(神奈川方式や私立入試の種類について)は知っておいてください。
   
2. 受験システムについて
内申点(成績)で4〜6割決まる神奈川の公立、私立確約(推薦・併願など)は内申点が重視されます。ただし絶対評価に変わり、今後、内申点が高校入試選抜において、特に私立高校入試では形骸化していく可能性もあります
当日のテスト結果だけでの合否判断は、内申点の足りない場合のチャレンジや一部難関私立校であり、多くのケースでは内申点が必要となります。
神奈川県立入試についての変更点(各高校における入試当日と内申点の配分や募集人数についてなど)は、毎年少しずつ変化があります。新聞紙上でも取り上げられますが、情報が分かり次第、随時生徒たちに伝えています。
   
3. 中1の段階から保護者の方にお願いしたいこと・子どもにさせるべきこと
部活動に熱心になるあまり、成績が急降下してしまう生徒も少なくありません。入部される前にどれ位の練習量なのかを確認し、入部すべきかをよく検討してください。
「学生は勉強が本分」と言いますが、現実にはそういった熱心に活動を行う部の場合、勉強面のことはまったくといっていいほど考慮はしてくれず、すべて部活動のスケジュールに合わせさせるといった環境であることがほとんどです。
中3になって部活動を引退し、いざ、高校受験を考えたときに自分の内申点や実力などの現実を知って愕然としないためにも、中1の段階から部活動と勉強の両立が大切であり、「部活で疲れているから」ということを言い訳に勉強を怠らせないようにさせてください。
中1のうちから授業態度・提出物などの期限を守る習慣付けを心掛けるよう、お声掛けください。
また、遅刻など「ご本人の意思次第」で解決できるものは習慣化してしまう前に厳しい態度で臨むべきです。遅刻はほとんどの私立高校推薦入試の際、回数制限があります。
勉強に対しての意識を小学生の時とは変えさせる必要があります。特に多いのが、「今日は塾があって、塾で勉強したから家ではやらない。」という言い訳です。毎日その日に習ったことをきちんと整理させるためにも「毎日勉強するのが当たり前」とさせてください。
ときどきは将来、高校についての意見交換を行い、勉強に向けての動機付けを促してあげてください。実際、「子ども次第」という面もありはしますが、的確なアドバイス、目標に賛同するだけでも子どもたちは勇気づけられるものです。


3.わかる授業、基礎学力の向上

1. 中学校任せで安心ですか?
小学校と比べて急激に難しくなる内容に対し、気持ちを小学生気分から切り替えないと立ち遅れてしまいます。
中学校は小学生気分を変えてくれるような面倒までをみてくれません。
「授業で触れた内容」=「きちんと理解して覚えた内容」というスタンスで授業が進められます。
「お休み」が理由で宿題や提出物を終えていないことを許してはくれないこともよくあります。つまり、小学校のように、担任の先生がほとんどの科目の授業を行うことに対し、中学校では各科目担当が違います。その先生方は、学年の生徒の約半数から全てを受け持つので、数日前の一人一人の出席状況まで把握していませんし、顔と名前を一致させることすらできていないこともあります。
新学習指導要領の範囲だけでは思考力も身につきにくいのが実情です。もはや「学校の授業をちゃんと理解すれば大丈夫だ。」という考えは通用しません。
新学習指導要領は「最低限」を示す指標です。教科書内容以上のことが入学試験に出されても、何ら不思議はありません。また、一部の私立高校(特に中学からの付属校)入試では、実際に出題されています。
2002年度より内容を削減し、「わかる授業」になったかといえば・・・
教える側の意識改革が無いので、単にのんびりと進めているだけというのが、この地域では多いようです。
「理解させる」よりも「内容をこなした」ことを優先する教師が多くいます。
入試科目のうち、中3の1月〜3月に習うべき内容を、本当にその時期に教えた場合、受験生は一体いつから過去問題を練習できるというのでしょう。塾通いしていれば(当然、けい友館も)冬期講習までには中3の内容を終え、冬休みから過去問題を解くことができますが、そうでない場合、中学校で習ったその翌日が入試日であったり、入試時期になって急にものすごい速さで終えてしまう(生徒が理解する・しないはお構いなしに)ことも珍しいことではありません。また、難関私立校などを複数受験する場合、半年から1年かけて過去問題やその類題を練習します。(そういった意味では、後述の「進学塾」で中学校の進度を無視して授業を行っていくのも一つのあり方といえます。)
中1のカリキュラムについても、その学年末までに全てを終えられないことがあります。中学校の先生にしてみれば「生徒たちの理解を優先したため」などの言い訳もあるでしょうが、計画性の欠如の理由にはなりません。また、本来、時間をとってじっくりと説明しなくてはならないところを簡単に終えてしまったり、前述のようにものすごい速さで無理やり終えてしまったりすることもあります。次の学年の最初に残りの内容を行う教師は、まだ責任感があるといえるでしょう。(しかし、その次の学年のカリキュラムにしわ寄せがくるのは言うまでもありません)
   入学してから最初はゆっくりとしたペース(中にはゆっくり過ぎのペース)で授業を進めることが多いようです。「慣れさせる」という観点からは正しいことだと思いますが、秋から年明けにかけて急にハイペースになり、「学校の授業が分からない」という生徒の意見が多くなるのもこの時期からです。
2. けい友館の指導方針、他塾との違い
今までの授業が中学での内容にどう活かされるかについて。

中学内容で活用できる知識を小学生のうちに強化しています。

ことわざ・慣用句・四字熟語などの文章知識は文章読解に役立ちます。

日本地図・世界地図・年表などの知識は社会で活用されるだけでなく、国語の題材をきちんと理解するのにも有効です。

英単語知識の確保や、基本文暗記の徹底などにより、中学英語にスムーズに取り組むことができます。

中学で学習する式の計算や方程式での誤答は、小数や分数の入ったものに集中する傾向があるため、小数・分数の計算を小学生のうちにみっちり行うことで苦手意識を払拭します。また、「比」「割合」「速さ」などが不完全であると方程式の文章題が十分に理解できないため、重点的な題材として扱っています。

いわゆる「進学塾」・・・ 一般的に「進学塾=独自のカリキュラムで先取り中心の授業」となります。
メリット ・・・・・ 先取りで授業を行い、難関校の入試問題を十分練習できる。
デメリット ・・・ 中学の授業とシンクロしないので内申点が取りづらい。また、授業についていけない場合、塾のための塾(主に個別指導)や家庭教師などが必要になる。
けい友館は俗に言う「一流進学校」の合格だけを目指すものではありません。
けい友館は「総合塾」が一番近いと思います。(お電話での問い合わせに対しても「総合学習塾です」とお答えしています。)クラスの状況によって「先取り」を中心に進めたり「復習」を徹底的に行ったり、クラスでは対応が難しいと感じれば、無料補習を行ったり、ご希望があれば個別指導を行ったりしています。
勉強以前に「人として」大切なことも伝えていきます。塾は「知識を得る場」だけとは考えていません。ご家庭、学校、塾とが連携をして「育てる」ことが大切なのであり、そのためにはしつけ教育的なことも伝えています。
高校入学だけを目標にさせず、入学後など、将来のこともよく話し合いながら進路指導をしていきます。
ご本人・保護者の方の希望を第一に考えた進路指導をしていきます。
一人一人、内申点・テストでの得点力を分析し、性格・将来の希望・ご家庭の方針などを参考の上、よく話し合って志望校を決めていきます。一部の進学塾のように、なるべく偏差値の高いところをとにかく受験させる、というような指導は行っていません。
小さい塾な分、小回りが利きますので何でもやります。
大手塾のようにマニュアル化していないので、画一的な指導はしていません。クラスの状況などに応じて、カリキュラムなどを調整します。多人数の場合は、クラス増により人数調整をします。

学習面で必要な生徒には、補助プリントの発行・補習などを実施しています。

受験時の作文指導はもちろんのこと、面接指導なども細めに行っています。

送迎ルートは、一人加わるたびに変更し、できるだけ家の近くで乗り降りできるようにしています。毎回新たにルートを考えるのは大変ですが、生徒の安全には替えられません。
 
3. 内申点+実力の向上に向けて
定期テスト前の「対策授業」でポイントの整理を行います。
テストに慣れることも必要です。模擬テストで客観的評価を得る機会を設けています。
内申点として高校受験に関係する時期だけがんばればよいというわけではありません。
1年生のうちから担当科目の先生の好印象を得ておくことも大切です。
普段がんばれないのに、その時期になって急にがんばることは難しいものです。


  4.中学生になってからの落とし穴

1. 成績が落ちていく生徒の主な原因
部活動に熱中するあまり、部活中心の生活となって勉強をしなくなる。
親の言うことを素直に聞かなくなり、自分のしたいことを優先させる。
小学生のときと、勉強に対する考え方が変わっていない。
復習を行わないために知識があいまい、勉強の仕方すらわからないということもよく耳にします。
素質だけでの理解には限界がある。
小学校のときは優秀であっても、中学では、努力を怠れば急激に落ち込みます。
 
2. 人ごとではないモラル低下の現実
携帯電話・パソコンによるインターネットの功罪
便利な反面、親に知られないで得られる情報も多くなることを承知の上で与えてください。
「夜は電話を親に預ける」などのルール作りが必要なのではないでしょうか。また、だらだらと長時間パソコンに向かう生徒が急増。時間を決め、厳守させることが必要です。
「ウチの子は大丈夫」と思うのは危険一歩手前
親子のコミュニケーションが大切。とはいっても難しい年頃ですので、自然な環境の中ではなかなか難しいかもしれません。ですが、家庭内のルールとしてでも、そういった機会を持つことは必要です。
親に話せないことが、1つ、2つは誰でもあるものです。しかし大切なのはしっかりとした線引きであって、「これだけはしてはいけない」といった価値観は、普段の生活の中から生まれるものです。
一般的に、中1の夏休みは「非行に走りやすい」とされています。


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